大学院生がお菓子作りの教室を開講。松本有里さんが願う「身近な人の幸せ」

大学院生がお菓子作りの教室を開講。松本有里さんが願う「身近な人の幸せ」

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YuKa’s home 代表

松本有里(まつもと ゆり)

【活動内容】

1992年生まれ

日本女子大学大学院家政学研究科修士課程 在学

製菓専門学校 修了

私立高校家庭科教員

 

「お菓子を通して心通う場を創り、身近な人を幸せにする」ことをモットーに活動。

生きる上で大切な基盤となる“ 家庭科 ”を通して「自分と身近な人を幸せにすることの大切さ」を “ お菓子・お料理教室 ”のスタイルで伝えていく “ Yuka’s home ” を運営する。

また、調理実習等の講師として教壇に立ち、「食」への興味・関心を引き出す授業を展開。その他、お菓子の商品企画・開発や、個人・イベント参加者へ向け、幸せを願う“想いのこもったお菓子”を提供している。 

  

୨୧ facebook:https://www.facebook.com/yuri.matsumoto.56

୨୧ Instagram:https://www.instagram.com/yuricho65/

୨୧ Twitter:@yuricho65

୨୧ media:

・BS12「夢らぼ」出演⇨http://bit.ly/1JACZOe

・輝く女性のための夢インタビューサイト「キアラ」掲載⇨goo.gl/pbp8hr 

 

 

大学院生であり、家庭科の先生であり、さらにはお菓子に関するお仕事をされていて……。いったいこの方にはいくつ肩書きがあるのだろうかと、松本さんの経歴に驚いた。なぜ、松本さんがそれほど多くの活動をこなされているのか。一人の人間をここまで大きく動かす「お菓子」の魅力とはいったい何なのか。松本さんのバックグラウンドに迫る。

 

 

きっかけは2歳の時

あああ

 

――お菓子づくりに携わる仕事をされていますが、きっかけは何だったのですか? 

私がお菓子に出逢ったのは2歳の時でした。

近所のパティスリーにて母とチーズケーキを食べていた時、目の前をすっと、パティシエのお姉さんが通りました。その瞬間、「こんなに美味しいケーキを私のために作ってくれたお姉さん、格好いい。こんなお姉さんみたいになりたい!」と幼いながらに思ったのです。

 

――2歳の時点でもう一生の仕事が決まっていたのですか!

ええ、そのくらい「お菓子」と「パティシエのお姉さん」に影響を受けました。その記憶が今でもずっと、脳裏に焼き付いていて。

幾つになってもその記憶が何回も何回も蘇ってくるのです。そうしたらもう、これは私が人生かけてでもやるべきことなのだろう、と思うようになって。これが一番初めのきっかけでしたね。

 

いいい

 

――小さなころから目標に一直線だったのですね。その後、思いは変わらずにお菓子の道に進んでいったのでしょうか?

15歳の時、中学校のキャリア教育の授業にてお菓子の商品企画をするプログラムを体験させて頂きました。ここで、幼い頃からの想いを改めて確認することとなります。同時に、お菓子の可能性を感じました。甘くて、美味しくて、こんなに小さいのに夢や希望、わくわくがぎゅっと詰まったお菓子。誰をも幸せにしてくれて、笑顔にしてくれるお菓子。” やっぱり私は人生かけてこれがやりたい。 将来はお菓子を仕事にする ” と決めました。このことも、夢の想いへの大きなきっかけになりましたね。

しかし、今まで多くの人に否定されたり反対され、悔しい思い、やるせない思いを沢山してきました。

それでも、どうしても諦められませんでした。2歳から想い続けてきた夢、諦めてたまるものかと思い、いつかなんらかの形でお菓子を仕事にしたい。そう想い続け、お菓子作りだけはずっと続けていました。

 

ううう

 

その中で、お友達や家族、大切な周りの方々を想い作ったお菓子を目の前で食べてもらい、「すごく美味しい。また食べたい。」と、満面の笑みで言ってくれる光景を目の当たりにし、この瞬間が心から嬉しくて。私これ、やっぱりやりたい。という想いがこみ上げてきました。

また、大学時代学んだ「家庭科」も大きく影響しています。今私が教員として教えている家庭科という教科は、「身近な人を幸せにする」、そんな学問なのです。そのことも重なり、「いつか絶対、お菓子を通して身近な人を幸せにすることの大切さを伝えていきたい」と強く想うようになりました。

 

 

えええ

 

普通の女子大生を変えた、人との繋がり

――大学4年間はどのような生活を送ったのですか?

学業も課外活動も積極的に、楽しく、忙しく活動していました。部活を2つ、サークルを1つ掛け持ちし、学園祭などの実行委員等委員会も2・3個所属していましたね。

ただ、ずっと学内で活動していたのです。もっと広い世界を知らなかった。だから、3年時に一度勇気を出して一歩外に出てみたのです。その際ある女の子と出逢い、そこから人生が180度変わった出来事がありました。

 

――その出来事というのは?

その子は自分が心から「やりたい」と思っていることを素直に、そして自由にお話してくれました。それから同じ時間を共有していく内に、「自分ももっと自由に生きていいんだ。」と、思えたのです。

その後、その子の想いに共感したメンバーと共に、旅の団体を立ち上げることになりました。この団体を通じて、本当に沢山の考え方・価値観を持つ人たちと繋がることが出来ました。その一つひとつの出逢いの中で、色んな生き方を知ることが出来たからこそ、「自分をもっと素直に表現していい」「夢ややりたいことを恥ずかしがらずに公言していい」と、私も思うことが出来ました。

 

おおお

 

――夢を恥ずかしがらずに公言し前に進んでいく、なかなか実践できるまで道のりが遠そうですね・・・。松本さん自身は、自分から行動していくことに抵抗はなかったのですか?

とても勇気が要ることだと思っています。自分の想いを発信するということは、夢に近づく一歩にもなる一方、リスクも伴うことですからね。

最初に一歩踏み出そうと思った時は本当に緊張しましたし、恐れもありました。でも、一歩踏み出した先からは、沢山の素敵な出逢いに恵まれ、視野も広がっていきました。私は今、お菓子づくりを通じた活動をしていますが、そのようにして繋がった方々が力を貸してくださったり、応援してくださります。そうした方々との出逢いが、普通の女子大学生だった私をきっといい意味で変えてくれたのだと思います。

 

かかか

 

――人と出逢うこと、確かに大切ですよね!

そうですね。しかし、最初の一歩は自分で踏み出すしかないと思っています。

勿論、人との出逢いからその先へお話が繋がったり、背中を押して頂けることは沢山ありますが、最初のきっかけは自分でつくるしかない。

私は大学院への進学を希望し、無事合格したのですが、その際Facebookにて進路の報告と共に、「家庭科教育を探究することと、小さい頃から温めてきたお菓子を仕事にするという夢を叶えたい」と発信しました。その投稿を見てくれた子がいて。しかもその子も家庭科教育について学んでいて、食にもすごく想いを持っている子でした。そこで、実際お逢いしてみたら、想いが合致して。

 

ききき

 

家庭科という教科はどうしても「お料理やお洋服を作ってるだけでしょう?」と言われがちですが、それだけではありません。今の時代、家庭科は男女が手を取り合い、共に学んでいく教科であり、生きる上で絶対に必要となる教科だと考えています。私が教えている家庭科は、そんな世の中の誰もが「自分と身近な人を幸せにする学問」なのです。

 

 

家庭科を通して、身近な人から幸せに

――そうしてYuKa’s homeが生まれたのですか。少し内容を伺いましたが「当たり前を問い直す」をテーマにする、って面白い活動ですよね。

私たちは、ただのお菓子・お料理教室を行うのではなく、そこに家庭科的な視点が入っているというところが強みです。

例えば、「ここではバターのどのような性質が使われているのだろう?」、「このチョコレートはどこから来たものだろう?」といった、物事の ” 当たり前 ” を問い直し、一つひとつの物事に対する様々な価値観や背景、事実があることを知った上で、自分の考えを深めたり、物事を選択したり、実行に移したりして頂く力を身につけることをしています。この力は、勿論今の子ども達にも求められていることですし、家庭科を学べなくなってしまった同世代や少し上の世代の方々にこそ養って頂きたい。その力を身に着けることで、自分も幸せになるし、周りの人たちも幸せに出来るのです。

 

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シャンパンタワーを思い浮かべてみてください。皆さんでしたらシャンパンタワーのどこから、シャンパンを注ぎますか?

 

――上からですね。

そうですよね。先ず、一番上のシャンパングラスが満たされると、シャンパンは溢れ出て次の段のグラスへこぼれていき、そしてまた次の段のグラスへ…と伝わっていきますよね。ここで、一番上のシャンパングラスを” 自分 ”と仮定すると、二段目のグラスはあなたの” ご家族や大切なお友達、パートナー等の身近な人 ”、また次の段は二段目の方々のそのまた” 身近な人 ” と考えてください。このように、先ずは自分を満たすこと、そして溢れ出た幸せを身近な人へ…と、幸せの連鎖をつくることが出来るのです。

そうやって、時間はかかるかもしれないけど、少しづつこの幸せの連鎖が広がっていくと、きっと幸せで溢れる社会になりますよね。自分と身近な人と、そのまた身近な人とをどんどん辿っていくと、最後には地球の裏側まで辿りつけるのではないか、なんて考えています。そういう考え方も共有できたらなという想いで活動しています。

 

けけけ

 

――今後はどのような活動を中心にされていくのですか?

今はお菓子のお仕事や、YuKa’s home、家庭科の先生など幾つか肩書きを持っていますけれども、いずれも続けていくつもりです。一番やっていて幸せなんです。「お菓子や家庭科を通して皆んなを幸せにする」ことが、私が一番目指してきたことでしたから。

そのために、ずっと発信し続けてきたのです。少し怖いかもしれないけれども、やりたいと思っていることを素直に発信する。言葉にすることは、本当に大切なことだと思います。

 

こここ

 

自分の想いを持ち続けること。そして…

――ありがとうございます。それでは、最後に学生に向けて一言お願いします。

「想い」と「行動」を大切にして頂きたいです。「想い」は、きっとだれにでもあると思います。もし今は特にないかな?と思われるのであれば、私みたいに幼い頃を思い返してみてほしい。そうしたら、必ず何かしら好きなことであったり、今まで大切にしてきた考え方や価値観が見つかりますから。

 

さささ

 

自分の「想い」を持ち続けること、自分に素直になるということ。それが第一歩だと思います。しかし、想っているだけでは何にも始まりません。だから、そこに「行動」するということが必要になってきます。自分の考え方・価値観をSNSで発信してみることでもよいですし、お友達や先輩に勇気を出して話をしてみることでもよいと思います。◯◯の分野で活躍している方をご紹介して頂けますか?と、呼びかけてみてもいい。想いを持ち何かしら行動を起こしてみると、その「想い」と「行動」が重なり合い、少しずつでも前に前に進んでいくと思います。

 

 

松本さんのお話を伺うなかで、何度もくり返し使われていた言葉がある。「自分から行動するのは勇気がいる」というお話だ。インタビューを受けている間、終始にこやかな表情をたたえていたあの松本さんからは、少し想像しづらい光景だった。

夢を叶える、ということは、恐怖ともつきあうことなのだと思う。それは誰にとっても同じなのだと、松本さんを見て勝手ながら考えていた。

けれどそれと同じくらい、行動することで自分が手に入れるのは恐怖だけじゃない、ということも教えてくれる。

「想っているだけでは何にも始まらない」。いつか堂々と言ってみたいものだ。

 

 

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