雨の日に観たいー“愛”よりも昔、“孤悲”の物語ー

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どしゃぶりでも構わない
ずぶ濡れでも構わない

靴職人を夢見る少年、孝雄と
歩き方を忘れた女性、雪野の

雨の日だけの
約束のない、逢瀬

傘をさす孝雄

タイトル 言の葉の庭

監督 新海誠
主題歌 rain (秦基博)

 

新宿駅から徒歩10分にある緑地
新宿御苑を舞台に物語が展開される

 

雨の日の午前中は学校をサボって靴のデザインを考えることにいていた孝雄は、仕事をさぼり、ビールを飲んでいた雪野と出会う。
雨が降ったらまた会えるかも、と言い残して雪野は去っていくが
それから、雨の日だけの、2人の交流が始まる

ひとりで歩けなくなった、
そんな雪野のために靴を作ることにした孝雄

ざっくりと言ってしまえば、そんな物語です。

しかし、17歳の少年にとって、27歳の女性は
世界の秘密そのものだった

「どうせ人間なんて、みんなちょっとずつどっかおかいしんだから」

これは、雪野の言葉。

靴を作るという行為は、孝雄にとってどんな意味を持つのか。
毎日ベンチでビールを飲んでいる雪野とは一体何者なのか。
名前も、職業も、年齢も、
何も知らない雪野に惹かれていく孝雄

驚くべき、2人の繋がりとはー
そして結末はー

 

ベンチに座る雪野

 

絵と音

 

2人の距離
それぞれが抱える問題
登場人物の人間らしく揺れる心情
それを表現するのは、
絵と音

 

本作は雨のシーンがほとんどです。
どしゃぶり、あがりかけの雨、カーテン越しに見る雨、風が吹き抜ける音、雷の音……
これらが、登場人物の心情の表現をサポートしています。
新海誠監督曰く、雨は3人目の登場人物だそうで、雨に対する熱意もうかがえます。

家でレンタルして観るなら、

雨のシーンで一時停止を押してみてください。

雨が、線ではなく点で描かれているのがわかります。

思わずため息が出てしまうほど美しいアニメーションです。

 

雨

 

最後に

 

本作は46分という短い映画
しかし、起承転結がはっきりとしている上
リアルで美しく、アニメーションが魅力的な作品となっています。
来月には、新作『君の名は。』の公開も控えています。
言の葉の庭から、新海誠作品に興味を持っていただけると嬉しいです。

観終わったあと、あなたは今までよりも少し
雨が好きになっているかもしれません。

 

 

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