U23サッカー日本代表のリオ五輪でのOA枠の展望を見ていきましょう。
OA(オーバーエイジ)とは
オリンピックにおいてサッカーは、23歳までの選手しか参加できないという規定があります。しかし各国に3人までOA(オーバーエイジ)枠として23歳以上の選手を招集することが認められています。
前回大会のロンドン五輪では、日本はDF徳永悠平、DF吉田麻也、GK林彰洋選手らを招集しました。
(※林選手は帯同せず)
もちろんOA枠を使用するかどうかは自由ですが、前回大会では出場した全チームが OA枠を使用していたため、今回も全チーム、あるいはほとんどのチームがOA枠を使ってくると見て良さそうです。
OA枠の使用には2パターンある?
OA枠で招集する選手には2つのパターンがあると言って良いでしょう。
①スーパースター選手を招集 ②弱点ポジションに即戦力として招集
①のスーパースター選手の例としては、今大会日本と同組のコロンビアで、ハメス・ロドリゲスが、スウェーデンでイヴラヒモビッチが招集されると噂になっていました。
②の弱点ポジションの補強の例としては、まさに前回大会でベスト4に躍進した日本が良い例に挙げられるでしょう。前回大会では、CBに招集した吉田麻也が大活躍しOA枠として大成功を収めたと言って良いでしょう。
日本の今大会のOA枠候補
さて、今大会のOA候補として挙げられる選手は誰でしょう。
・スーパースター選手
日本でこれにあたるのは、ドルトムントの香川真司、ACミランの本田圭佑、インテルの長友佑都選手の3名でしょう。
しかし、これはほとんど実現性はないと言って良いでしょう。
この3選手は全員、チームの主力としてコンスタントに試合に出場しており、更に高い給料をクラブからもらっている選手達です。
五輪期間中といっても、それぞれのリーグで既に試合は始まっており、クラブ側が彼らを手放す可能性はほぼ無いでしょう。
・弱点ポジション
今回のチームで補強したいポイントはズバリCFとSBでしょう。
大迫勇也選手、藤春廣輝選手が良い選択ではないでしょうか。
五輪予選で優勝に貢献した浅野琢磨や鈴木武蔵、南野拓実選手がいるFWは一見人材豊富のように思えるかもしれませんが、CFを安心して任せられる選手がいません。浅野選手を試合終盤に投入するジョーカーとして使いたい場合、やはり序盤から安心して任せられるCFの補強は1つのポイントになってくるでしょう。
SBは室屋成と山中亮輔選手がいますが彼らに続く選手が出てきていないため、最も補強が必要なポイントと言えるでしょう。
OA枠は3人までですが、あと1人は経験や安定をもたらしてくれるという意味でも、まだ選出していない MFから青山敏弘選手や、今野泰幸選手が良い選択でしょう。
オリンピック本選は8月から始まるので、それまでOA枠が誰になるか楽しみに待ちましょう。
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